2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

M「ヒトはなぜヒトを食べたか−生態人類学から見た文化の起源」マーヴィン・ハリス

早川書房 結構時間かかったのに特に面白くなかったようクスンクスン。 やたら「コスト=ベネフィット」で論じようとするから、どうも段々我田引水の感が強くなってきてしまい、途中からは「も、もしかして、トンデモ本??でも早川だし…。いやでも…」のせめ…

M「家蝿とカナリア」ヘレン・マクロイ

創元推理文庫 犯人がわかるところまではすごく面白くワクワクしながら読みました。 メスの柄の方に蝿がたかるのは何故か? 何故犯人はメスを研ぐ為押し入った刃物研磨店のカナリアを解き放ったのか? しかし、すれちゃってるので、真犯人「以外」の怪しい点…

M「死への落下」ヘンリー・ウェイド

教養文庫 「推定相続人」の作者。なんですが、うーん… 謎解きの楽しさがない。犯人逮捕のカタルシスもない。 結局主人公が犯人というのがラストでそれとなく示されるけれど、殺しの方法はハッキリしないし、犯人はそのまま逃げおおせることも暗示されている…

M「誰も批評家を愛せない」ジェーン・デンティンガー

創元推理文庫 ショービジネス界内幕ものって基本的に好きです。 これは売れない女優兼演技指導者兼演出家が主人公のブロードウェイもの。 まあまあ面白かったです。 主人公より恋人の刑事やゲイの演出家がいい感じでした。

M「死者を起こせ」フレッド・ヴァルガス

創元推理文庫 これ案外面白かったです。 歴史専攻の学者三人が、貧乏食い詰めて一軒のボロ家を借りて共同生活。 専攻も性格も体格も様々な三人の男、これだけでも十分面白いのですが、冒頭提示される謎が、「元オペラ歌手の庭にある日突然一本の木が植えられ…

M「悪魔は夜はばたく」ディーン・R・クーンツ

創元推理文庫 実はこれが初クーンツ。 モダンホラーってスティーブン・キング以外殆ど読んだことがないのです。「物語の中でくらい救いをくれよ!」が信条でございますので(笑)、基本的に救いのない結末・後味が悪そうな本は避けて通ってるのです。ジャッ…

あとは読んだミステリなどからちょろっと。しかしこうしてみると創元祭りだわ(笑)

M「フランスの怪奇民話」高橋彦明訳

評論社 人魚・妖精でまるまる一章というのが、らしいなあと思いました。 あと、死人の腿肉食べるとか、狼に食べられて手足バラバラとかとか、サクっと人肉を喰らっちゃうお話が 何気に多かったです(笑)

M「アメリカの怪奇民話」高田邦夫訳

評論社 うーん、ここに収められているのはどれも、あんまり民話という感じじゃなかったですねえ…。 多くを占めるのは、魔女狩りの話と海賊の話なんですけど、 特に魔女狩りの話は、「ひどいこと昔はあったけど、今の私たちは正気だから、それがひどい事だと…

M「スウェーデンの怪奇民話」清水育男訳

評論社 巨人の話とトロルの話多し。で、巨人はたいていお馬鹿さん(笑)。 トロルは靴屋の小人よろしく、いろんな仕事をこなしてくれるが人間の前には姿をあらわさないのが定石。 山中にある見事な大邸宅に眠る12人の眠れる騎士は、スウェーデンに危機が迫ると…

M「ロシアの怪奇民話」金本源之助訳

評論社 いやー、ロシアってやっぱ独特ですなああ。 骨と皮ばかり、魔法を使い、人を喰らう老婆「バーバ・ヤガー」。これよう出てきました。ポピュラーなんでしょうね。 ロシアの子供は「バーバ・ヤガーが来るぞ!」と言われたら慌てて寝床にもぐりこんだりし…

もうすっかり暑さにやられているMですこんにちわこんばんわ。 色々読んではいるのですが、いまひとつグッとくるものがなく。きっと暑さで脳みそがゆだっているせいかと。 そんなこんなで、とりあえず箇条書きです。 まずは評論社から出ている怪奇民話シリー…