2011-07-10から1日間の記事一覧

M「ヒトはなぜヒトを食べたか−生態人類学から見た文化の起源」マーヴィン・ハリス

早川書房 結構時間かかったのに特に面白くなかったようクスンクスン。 やたら「コスト=ベネフィット」で論じようとするから、どうも段々我田引水の感が強くなってきてしまい、途中からは「も、もしかして、トンデモ本??でも早川だし…。いやでも…」のせめ…

M「家蝿とカナリア」ヘレン・マクロイ

創元推理文庫 犯人がわかるところまではすごく面白くワクワクしながら読みました。 メスの柄の方に蝿がたかるのは何故か? 何故犯人はメスを研ぐ為押し入った刃物研磨店のカナリアを解き放ったのか? しかし、すれちゃってるので、真犯人「以外」の怪しい点…

M「死への落下」ヘンリー・ウェイド

教養文庫 「推定相続人」の作者。なんですが、うーん… 謎解きの楽しさがない。犯人逮捕のカタルシスもない。 結局主人公が犯人というのがラストでそれとなく示されるけれど、殺しの方法はハッキリしないし、犯人はそのまま逃げおおせることも暗示されている…

M「誰も批評家を愛せない」ジェーン・デンティンガー

創元推理文庫 ショービジネス界内幕ものって基本的に好きです。 これは売れない女優兼演技指導者兼演出家が主人公のブロードウェイもの。 まあまあ面白かったです。 主人公より恋人の刑事やゲイの演出家がいい感じでした。

M「死者を起こせ」フレッド・ヴァルガス

創元推理文庫 これ案外面白かったです。 歴史専攻の学者三人が、貧乏食い詰めて一軒のボロ家を借りて共同生活。 専攻も性格も体格も様々な三人の男、これだけでも十分面白いのですが、冒頭提示される謎が、「元オペラ歌手の庭にある日突然一本の木が植えられ…

M「悪魔は夜はばたく」ディーン・R・クーンツ

創元推理文庫 実はこれが初クーンツ。 モダンホラーってスティーブン・キング以外殆ど読んだことがないのです。「物語の中でくらい救いをくれよ!」が信条でございますので(笑)、基本的に救いのない結末・後味が悪そうな本は避けて通ってるのです。ジャッ…

あとは読んだミステリなどからちょろっと。しかしこうしてみると創元祭りだわ(笑)