子猫や若猫に向けた猫による教科書、楽しそう~~!!
そして最後の一文「すぐに擬人化したがる」にウンウン頷いてしまいました。
擬人化された猫ちゃんは、あの偉大なキティちゃん*1をはじめ、そこここにいますもんね。
それで思い出したのが、猫と人間の間に生まれた青年が主人公のこの作品。
ここに登場する猫ドーフィンは、あくまで姿かたちは白いアンゴラ猫です。
なんですけれど、人語を話し教養に溢れた彼の物言いや立振る舞いはまるで貴族のよう。
フランス名門家の領地に迷い込んだドーフィンは、やがてお姫様のように美しくデリケートな青年の母と結ばれます。
この父猫ドーフィンは、三か国語を話し芸術に造詣深く人生に深い知識を持っており、
領地の使用人は皆ドーフィンに敬服し従っています。
勿論主人公の青年も、父を深く尊敬し愛しています。
そんな青年が留学先で恋仲になったのは、現代的で溌剌としたアメリカ娘。
彼女と結婚を考えた青年は、父猫が暮らす故郷フランスの領地に
アメリカ娘を連れて帰ってくるが…。
結末はしんみりと切ないですが愛情に溢れ
切なくも暖かい気持ちになります。
寓話といっても良いかもしれない。良いお話です。
*1:サンリオによると、「ハローキティ」ことキティ・ホワイトは、猫をモチーフにした「擬人化キャラクター」であり、あくまで“女の子”という扱いらしい…。私も今回調べて初めて知りました。2014年アメリカでのキティ展覧会で明かされたそうです。



