2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

S「虐殺器官」伊藤計劃 

ハヤカワ文庫 この本のタイトルはずっと気になっていたのに、著者の訃報とほぼ同時に知ったので読みそびれていた。 自分よりも少し若い人が書いた本で、しかも既に亡くなっているとなると…なんとなくフィルターをかけて読んでしまうような気がして。今回は文…

S「デンデラ」佐藤友哉 

新潮文庫 70歳を迎えて山に捨てられた老婆達が生きて村を作っていて、人喰熊と戦う話。 お話としては以上!なのだけど、面白かった。 サバイバル小説。63歳から100歳の老婆達がタフ!私よりもずっとタフ! 名前がみんなカタカナで可愛い。おばあちゃんぽくも…

S「柘榴のスープ」マーシャ・メヘラーン 

白水社 テヘランから逃れてきた美しい三姉妹がアイルランドの田舎でペルシア料理店「バビロン・カフェ」を開く。この設定だけで読みたくなるでしょう?各章ごとの扉絵にはアラベスク模様のタイルや細い首のガラス瓶やスパイスが書かれていて美しい。その裏に…

このところ読書欲がふつふつと沸いており、感想メモがたまるばかりのSです。 更新は遅々として進まずですが、とりあえず3冊いきます。 いつもながらネタバレです。未読の方はどうぞご注意下さいませ。

M「男と男の恋愛ノート」簗瀬竜太+伊藤悟

太郎次郎社 まあ、「あんしん電話」は最後の手段として(えっ) 孤独死の本を読んで、 「家族がいなかったり年上だったり、いても繋がりが希薄なら、他人と繋がっていくしかない。それにはどうすればいいのか?」 という繋がりで読み始めたこの本。 これは、ゲ…

M「ひとり 誰にも看取られず」NHKスペシャル取材班&佐々木とく子

阪急コミュニケーションズ ううううう〜。幾つか事例が紹介されていますがコレが辛い辛い。 死後三年経過し白骨死体になるまで発見されなかった男性なんて最たるもの。 その間誰も訪ねる人も連絡する人もなかったということだものね。 他にも、妻子もなく最…

以前、NHKスペシャルで「孤独死」が取り上げられたことがありました。 かなりの衝撃だったこの案件、今回関連本を手にすることが出来たので更新〜。 例によって内容の詳細説明はナッスイングですアハハ。 では「かんそう」ゴー。