2011-08-23から1日間の記事一覧

S「虐殺器官」伊藤計劃 

ハヤカワ文庫 この本のタイトルはずっと気になっていたのに、著者の訃報とほぼ同時に知ったので読みそびれていた。 自分よりも少し若い人が書いた本で、しかも既に亡くなっているとなると…なんとなくフィルターをかけて読んでしまうような気がして。今回は文…

S「デンデラ」佐藤友哉 

新潮文庫 70歳を迎えて山に捨てられた老婆達が生きて村を作っていて、人喰熊と戦う話。 お話としては以上!なのだけど、面白かった。 サバイバル小説。63歳から100歳の老婆達がタフ!私よりもずっとタフ! 名前がみんなカタカナで可愛い。おばあちゃんぽくも…

S「柘榴のスープ」マーシャ・メヘラーン 

白水社 テヘランから逃れてきた美しい三姉妹がアイルランドの田舎でペルシア料理店「バビロン・カフェ」を開く。この設定だけで読みたくなるでしょう?各章ごとの扉絵にはアラベスク模様のタイルや細い首のガラス瓶やスパイスが書かれていて美しい。その裏に…

このところ読書欲がふつふつと沸いており、感想メモがたまるばかりのSです。 更新は遅々として進まずですが、とりあえず3冊いきます。 いつもながらネタバレです。未読の方はどうぞご注意下さいませ。