M「死への落下」ヘンリー・ウェイド

教養文庫


「推定相続人」の作者。なんですが、うーん…
謎解きの楽しさがない。犯人逮捕のカタルシスもない。
結局主人公が犯人というのがラストでそれとなく示されるけれど、殺しの方法はハッキリしないし、犯人はそのまま逃げおおせることも暗示されているのもモヤモヤ。
倒叙物とは相性が悪いのかもしれないなあ私。
でもアントニイ・バークリーの別名フランシス・アイルズ名義「殺意」はいつか読んでみたいです。