M「トワイライト 1  愛した人はヴァンパイア」ステファニー・メイヤー

ソニー・マガジンズ

 

過去投稿さかのぼったら本当に吸血鬼もの多くて笑ってしまったMです。
ヴァンパイア大好きな私達、次の本もヴァンパイアものです。

 

前回の「夜明けのヴァンパイア」も映画化されていますが、こちらも映画化済。
ただしS様が原作を読んでから映画を観たのとは逆で、この本については映画「トワイライト~初恋」を観てから原作を読みました。

 

アメリカでは10代の少女たちに絶大な人気があるという大ベストセラーのこの小説。
会話文が多く、地の文も平易で読みやすく、数時間で一巻読めちゃいます。

 

何よりその筋立てが!
「平凡なアタシが何故か学園の王子に見初められ…?!」です!王道です!
しかもヴァンパイアという厨二要素満載のヒーローのみならず、狼の末裔の男の子からも、クラスのモブ男子たちからも、やたらモテモテ。
美しいヒーローの美しい家族は総出で主人公を守ってくれるし、いやーこれはいたいけな少女たちが夢中になるはずですわあ。

 

基本、内向的な少女ベラと美形吸血鬼の少年エドワードとの恋愛模様が主軸なので、吸血鬼の彼に戸惑いながらも惹かれていく主人公の心理は丁寧に描かれます。
丁寧すぎるのかちょっとくどいのはご愛敬。このへんは映画の方がすっきりしてたかな。

 

ただ、転校前はデートもしたことなかった主人公ベラが、何故フォークスに来た途端やたら沢山の男の子に言い寄られるのか、(吸血鬼のヒーローを除き)明確な説明がないのは解せない…。
吸血鬼にとっていい匂いがするらしいので、エドワードがベラに惹かれるのはわかるんですが、なぜか普通の人間であるクラスの男子が何人もベラに夢中なんですよね~。うーん。
一応三巻まで読んだんですが理由はわかりませんでした。次巻以降に説明があるのかなあ。

 

それにしても、吸血鬼を映画化するのって難しいなと思いました。主にキャスティングが。
原作曰くの「人間とは思えない圧倒的美しさ」を現実の人間で再現するのって難易度高い。
そもそもヴァンパイアって総じて色白設定じゃないですか。そうなると、S様も書かれてましたが髭剃り跡がね…どうしてもね…

 

それでも沢山生まれる吸血鬼映画は、それだけ魅力ある設定なんですよね。
他のヴァンパイア映画も観てみたいと改めて思いました。